相続における弁護士・税理士・不動産鑑定士の役割とは
人が亡くなったときに、亡くなった方(被相続人)の権利義務は親族(相続人)に承継されます(民法882条、896条)。この相続においては、多数の利害関係者間の対立によって問題が起こることがありますが、実は、起こる問題や相談の内容によって、相談しなければならない相手が異なります。
今回は、相続を仕事の1つとしている弁護士、税理士、不動産鑑定士の役割又は業務について説明します。
①弁護士
弁護士は、相続時におけるほとんどの業務をすることができます。
例えば、
・遺産分割協議(同法907条1項参照)の代理
・相続放棄(同法938条)や限定承認(同法922条)の申述
・遺留分侵害額請求権(同法1046条以下)
などを行うことができます。
もっとも、相続時において1番重要ともいえる「相続税の申告」は税理士の専権となっているため、弁護士では対応できないことに注意が必要です。
② 税理士
税理士は、先述したように、相続税の申告をすることができます。その他にも、例えば、不動産の評価や、相続人の調査などを行うことができます。不動産の評価や相続人の調査は、どちらも相続税額を確定する上で重要な業務となります。
また、税理士は、相続する前においては、どのように財産を管理したら相続税を抑えることが出来るかといった節税対策をすることもできます。
なお、弁護士に依頼することができた、遺産分割協議の資料を作成してもらうことなどは、それのみを税理士に依頼することはできないこともあるため、注意が必要です。
③ 不動産鑑定士
相続税額を計算するためには、まずは、被相続人の遺した財産を計算する必要があります。財産として最たる例が、土地建物といった不動産でしょう。この不動産は、相続時の時価によって金銭的評価を与えることになりますが、この時価は、土地を鑑定するプロではない方が路線価方式という方法によって評価した金額となり、客観的時価よりも高額になることがあります。高額に評価されてしまうということは、財産額が過大になり、相続税を支払わなければならない可能性が大きくなります。
そこで、不動産鑑定士に土地の価額を算出してもらうことをお勧めします。
マリトラスト税務法律事務所では、相続全般に関するご相談から、相続税、不動産相続、生前対策のご相談など、様々なご相談を承っております。
香川県宇多津町、坂出市、丸亀市、高松市、善通寺市、多度津町、琴平町、まんのう町、観音寺市、三豊市ほか香川県全域、また近隣の徳島県、愛媛県にお住まいの方の、法的なお悩み解決のお手伝いをさせていただきます。
お困りの際は、ぜひ当事務所までご連絡ください。
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弁護士紹介/LAWYER
私は弁護士になる前、税務署職員として15年間、相続税の調査に従事し、100件を超える相続案件に接して参りました。その中で、遺産分割で揉めてしまい、多額の相続税を支払うことになってしまった方を数多く見てきました。
このことから、相続問題を真に解決するためには税務もわかる弁護士が必要だと痛感し、弁護士を目指しました。
また、相続税路線価の作成業務にも携わり、不動産鑑定士として不動産鑑定業に従事してきましたので、不動産の評価にも詳しいと自負しております。この経験を活かし、法務と税務のお悩みをワンストップで解決していきます。
弁護士 小松 真理(こまつ まり)-香川県弁護士会
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- 主な経歴
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- 香川県綾歌郡宇多津町生まれ
- 坂出市立東部中学校卒業
- 香川県立丸亀高等学校 卒業
- 奈良女子大学 文学部卒業
- 東京国税局入局
- 以後、東京国税局管内の税務署にて主に相続税を中心に税務行政に携わる。
- 不動産鑑定士 登録
- 司法修習(東京)
- マリトラスト税務法律事務所(香川県弁護士会登録) 開業
- マリトラスト不動産鑑定所 (公益社団法人香川県不動産鑑定士協会会員)開業
事務所概要/OFFICE
| 名称 | マリトラスト税務法律事務所 |
|---|---|
| 代表弁護士 | 小松 真理(こまつ まり) |
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