相続税申告の際に必要になる添付書類
「突然父が亡くなってしまい相続について考えざるを得なくなった」「相続についてそろそろ考えたいのだが、何から手を付けたらよいのだろうか」「相続税申告の際にはどのような書類を用意する必要があるのか」。相続税申告に関するご相談は多岐にわたります。
中でも多く頂戴するご相談が、「相続税申告をする場合、どのような添付書類を用意しておけばよいのか。また、相続税申告書の記載方法もよく分からない」というものです。
多くの方々にとって、相続税申告書とそれに必要な添付書類を日常生活で目にする機会は少ないでしょう。ここでは相続税申告の際に必要になる書類についてみていきましょう。
そもそも相続税とは何かを確認しておきましょう。
相続税とは、亡くなった方の遺産を相続として受け継いだ場合や、遺言として受け継いだ場合に、その金額にかかる税金のことをいいます。
ただし全ての相続した遺産にかかるわけではなく、財産の評価額から基礎控除額を差し引かれた課税遺産総額に、それぞれ定められた税率を掛けることで金額が判明します。
では具体的にどのような手続きや書類が必要になるのでしょうか。
必要な書類は「全員必須の書類」と「申請内容に応じて必要な書類」の大きく2つに分かれます。
〇全員必要な書類
①相続人の身分確認書類…マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど
②亡くなった方と相続人の関係性の確認書類…戸籍謄本、法定相続情報一覧図など
③遺産の分け方を示した書類…遺言状、遺産分割協議書(印鑑証明書の原本も必要)など
上記の書類は相続税申告の際全員必要となります。
これに追加して申請内容に応じて、財産内容やその価額を評価する書類、相続税の特例適用に関する書類なども添付します。
このように、相続税申告は工数がかかります。
また準備しなければならない添付書類も多く、日常生活で忙殺されている場合はその対応まで手が回りきらないこともあるでしょう。
正しく円滑に相続税申告を行うために、会計税務の専門家である税理士に業務を依頼するという選択肢も存在します。
一定金額が報酬として発生しますが、税理士に相談する安心感や費用対効果を考慮すると、そこまで支払う報酬も大きなコストであるとはいえないと思われます。
マリトラスト税務法律事務所では香川県、徳島県を中心に、税務、会計を通じて皆様の成長をサポートさせていただいております。「相続と相続税申告」「不動産相続」「生前対策」の業務を中心に、「経験豊富な士業陣によるワンストップのフォロー」「女性ならではのきめ細やかなサポート」を理念としております。相続問題でお困りの皆様や、生前対策のご相談を必要とされている皆様にも安心してご利用いただけるような事務所を目指し、迅速かつ手厚いフォローをさせていただきます。相続税申告でお悩みの皆様は、マリトラスト税務法律事務所にお気軽にご相談ください。
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弁護士紹介/LAWYER
私は弁護士になる前、税務署職員として15年間、相続税の調査に従事し、100件を超える相続案件に接して参りました。その中で、遺産分割で揉めてしまい、多額の相続税を支払うことになってしまった方を数多く見てきました。
このことから、相続問題を真に解決するためには税務もわかる弁護士が必要だと痛感し、弁護士を目指しました。
また、相続税路線価の作成業務にも携わり、不動産鑑定士として不動産鑑定業に従事してきましたので、不動産の評価にも詳しいと自負しております。この経験を活かし、法務と税務のお悩みをワンストップで解決していきます。
弁護士 小松 真理(こまつ まり)-香川県弁護士会

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- 主な経歴
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- 香川県綾歌郡宇多津町生まれ
- 坂出市立東部中学校卒業
- 香川県立丸亀高等学校 卒業
- 奈良女子大学 文学部卒業
- 東京国税局入局
- 以後、東京国税局管内の税務署にて主に相続税を中心に税務行政に携わる。
- 不動産鑑定士 登録
- 司法修習(東京)
- マリトラスト税務法律事務所(香川県弁護士会登録) 開業
- マリトラスト不動産鑑定所 (公益社団法人香川県不動産鑑定士協会会員)開業
事務所概要/OFFICE
名称 | マリトラスト税務法律事務所 |
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